食の備蓄を考える①〜シェアReadingの会に向けて

『もしも』に備える食〜災害時でも、いつもの食事を〜

を読みました。

分子調理学で有名な宮城大学の石川伸一准教授(当時)と

管理栄養士で

日本災害食学会災害食専門員の今泉マユ子さんの共著。

「もしも」に備える食
「もしも」に備える食

非常時の食事と普段の食事をわけて考えすぎないことが大事

自身、東日本大震災で被災した石川氏は、

非常時だからこそ、当たり前の食事を強く求める

ことが身に沁みたことから、

非常食が日常食から乖離して考えられることの

危険性を指摘しています。

乾物や缶詰、レトルト、常備野菜を活用

管理栄養士で、日本災害食学会災害食専門員の
今泉マユ子さんによるレシピが続きます。

 

災害時だからこそ、

包丁よりハサミを使おう(洗い物が少なくなる)と言った

アドバイスもちりばめながら、

乾物、乾麺、缶詰、レトルト、そして常備野菜などを

使った手軽な料理が紹介さており、実用的と感じました。

 

ただ、乾物についていえば、
水に30分以上浸けなければ食べられないようなものも
紹介されており、
代わりにもっと手軽に使えるものもあるなと

感じる部分はありました。

普段できないことは、非常時にもできない

以前、山形の山間地域に住むおばあちゃまたちが、

震災のあと、避難所に常日頃作っている保存食を持ち寄って

むしろ楽しそうに日々を過ごしていたと

ある方から伺ったことがあります。

 

神奈川県に住むその方の息子さんは

「米がない!」と大変だったのに、と。

「非常時に美味しいアイディアを出すには、

日常の食事の中で、いろいろ試してみることがいちばんの近道」という石川氏の言葉に尽きると感じました。

参加者募集中の講座、イベント

<シェアReadingの会>

1月26日(土) 10:00〜12:00

まがりBOOKS&シェアReadingの会in中山

テーマ「家庭での備蓄について考える」
横浜市緑区中山
参加費 2,500円(税込)

ファシリテーター サカイ優佳子(詳細はこちらから)

<乾物×防災>

1月25日(金) 11:00〜13:00(キャンセル待ちのみ受付中)

乾物で、防災食もこんなに変わる!

〜もしもの時にも慌てないレシピ〜

新宿区落合
参加費 5、000円(税込)

講師 DRYandPEACE(詳細はこちらから)

2月12日(火) 11:00〜13:00

乾物で、防災食もこんなに変わる!

〜もしもの時にも慌てないレシピ〜

新宿区落合
参加費 5、000円(税込)

講師 DRYandPEACE(詳細はこちらから)

3月7日(木)①11:00〜12:00 ②14:00〜15:00

火がなくても作れちゃう!普段も美味しい!乾物防災食入門
TSUTAYA町田木曽店
参加費 各回とも2,000円(税込、ミニお土産つき)
講師 DRYandPEACE
(詳細はこちらから)


3月9日(土)11:00〜13:00

乾物で、防災食もこんなに変わる!
〜もしもの時にも慌てないレシピ〜
八王子 埼玉屋本店
参加費 4、000円(税込)
講師 DRYandPEACE
(詳細はこちらから)