米粉はこ〜んなに便利!

「粒で食べる量が減ったのなら、粉での美味しい食べ方を提案したら田んぼを残せるのでは?」という思いで、2007年から米粉レシピ開発に取り組んできました。

もう12年目ということに!!

いろいろなところで米粉料理教室は開催してきているし、自宅での教室でもメニューの中には組み込んできたのですが、意外に皆さん米粉の全貌についてご存知ない!ということに最近気付き、久しぶりの「秘密の気まぐれ料理教室」は、米粉の使い方に特化したメニューにして3月に1回、4月に2回、ほぼ同じ内容で開催しました。

大多喜の家の筍とグリーンピース、ハムを具にした米粉のケークサレ
大多喜の家の筍とグリーンピース、ハムを具にした米粉のケークサレ。劣化が速いことが欠点と言われますが、油脂分の多いケークサレなら大丈夫

米粉オンパレードのメニューはこんな感じに

メニューは、
米粉のケークサレ(ハムとたけのこ、グリーンピースで)
米粉でとろみをつけて、クリームスープ
米粉で手打ちパスタ「ストレッペ」バター&ベイリーフのソースで
ポークソテーのブルーベリーソース(肉に米粉をはたく&とろみを米粉で)
米粉で作るトルティーヤもどき?米粉の「コメティーヤ」
米粉で作る、混ぜるだけ全卵カスタードクリーム

クリームスープは、具材が煮上がったら牛乳にとかした米粉を加えるだけでとろみが。
クリームスープは、具材が煮上がったら牛乳にとかした米粉を加えるだけでとろみが。
米粉と水と少量のオリーブオイルで手打ちパスタ風。白玉団子の要領で作れます。
米粉と水と少量のオリーブオイルで手打ちパスタ風。白玉団子の要領で作れます。
豚肉に米粉をはたいて焼けばカリっとした仕上がり。ブルーベリーと醤油、マスタード、バルサミコでソースを作る時はとろみ付けに米粉を加えて
豚肉に米粉をはたいて焼けばカリっとした仕上がり。ブルーベリーと醤油、マスタード、バルサミコでソースを作る時はとろみ付けに米粉を加えて
米粉と豆乳だけで作るコメティーヤ。フライパンで大きく焼いて切って
米粉と豆乳だけで作るコメティーヤ。フライパンで大きく焼いて切って。新しい主食として
お鍋に材料を入れて火をいれ混ぜるだけで簡単カスタードクリーム
お鍋に材料を入れて火をいれ混ぜるだけで簡単カスタードクリーム

米粉の利点はたくさん

米粉の利点をあげてみました。

米粉は、料理が白く仕上がります(特にホワイトシチュー)

米粉は、グルテンを含まないので、ふるう必要がなく、ダマになりにくく、そして洗い物もラク。
天ぷらの衣もカラッサクッと仕上がり、グルグルかき回してもOK、氷水で作る必要もありません(これらは、グルテンを働きにくくするための工夫だからです)。
ホワイトソースを作る時にバターで炒める必要もありません(バターで炒めるのは、グルテンを働かなくするため)。

米粉は、吸油率が小麦粉より2~3割低いので、揚げ物の時などに使うとヘルシー。天ぷら衣はもちろん、フライの最初にはたく粉を米粉に変えるだけで軽い仕上がりに。

米粉は、いろいろな食感を出すことができます。高温の油と合わせるとカリッとした食感に。しっとりさせたければ低温でじっくり。

米粉は、ゆっくり固まるので、水溶き片栗粉で一部だけ固まってしまうということもなく、固まりムラができることもありません。

こんな利点がいっぱいの米粉。
普段の料理には米粉さえあれば、小麦粉も片栗粉もなくても特に不便を感じることはありません。

田んぼのある風景を次代に残すためにも、一家に一袋米粉、始めませんか?