日をまたいでの5時間ディナー、人生は楽しい!

大好きな友人が久しぶりに遊びにきてくれました。
彼女と話していると、いつもとても深いところで響き合うのを感じます。

準備時間があまりとれない日だったので、途中で作りながら、また飲んで、食べて、しゃべって、というカジュアルスタイル。

彼女が私のために焼いてくれた真っ赤なプレート
彼女が私のために焼いてくれた真っ赤なプレート
おみやげに持ってきてくれた登戸の地ビール!
おみやげに持ってきてくれた登戸の地ビール!

キャロットラペは、くるみオイルとちょっぴりシナモン、再生栽培中のにんじんの若葉を散らして。塩胡椒。暑い日だったのでカイエンペッパーをちょっと。

春キャベツはクミンの風味をつけてオリーブオイルで焦げ目がつくくらいに焼いてからレモン汁をしぼり、塩胡椒。祖師ケ谷大蔵のアオジソシガヤで、何年か前に食べた時に気に入って以来、折にふれて作るもの。

ぷっくりしたホタルイカは、新玉葱のみじん切りとともにオリーブオイル、塩、胡椒、白ワインビネガー。ベビーリーフを刻んだものとともに和える。飲みながら即興で作ったわりに、これがなかなかおいしく、キリッと冷えた白ワインにぴったり。

帰宅してすぐに煮はじめたのが豚肩ロース。ふだんは、パプリカパウダー、フェンネル、オレガノをきかせて白ワインで煮込むのに、うっかりフェンネルを切らしていることに気づく。パプリカパウダー、オレガノにコリアンダーシード、ホールの黒胡椒などを入れてじっくりと。玉葱はよく炒め、エリンギとともに。おしゃべりしている間に1時間半ほど煮込むことになり、とても柔らかに。
付け合わせはちょっと塩をきかせてやわらかめに蒸したブロッコリー。味付けなし。

肉料理の間の手に、きゅうりのサワークリーム和え。
きゅうりは一度塩揉み。ぎゅっと絞ってから白ワインビネガーとサワークリームで和えたらディルをきかせて。

イタリアに長く暮らしていた彼女のおみやげ。トスカーナのマレンマという土地のワイン。マレンマ産というイノシシのサラミとともに
イタリアに長く暮らしていた彼女のおみやげ。トスカーナのマレンマという土地のワイン。マレンマ産というイノシシのサラミとともに

50代になって出会った心の底からの「対話」ができる貴重な友人。

手みやげのセンスにも唸ります。
シアワセな5時間ディナーは日をまたいで続いたのでした。

こんな出会い、こんな時間があるから、人生は楽しい!