食について「教える」のではなく、考えるきっかけとなる場を作りたい

日々の食は、肩肘はらずに作っていきたいなあと思っています。

あれはダメ、これはダメ、こうあるべき、というのが多すぎると、それだけで疲れてしまいます。

 

私なりに守っていきたい軸はあるのだけれど、人に押し付けようとは思いません。

そもそも「こういう食材でなくては使ってはいけない」というのは、豊かな国に住み、豊かな暮らしをしているからこそ言えるわけで、世界にはそんなことを言ってはいられない人の方が多いという現実をを忘れてはいけないと思うのです。豊かに恵まれた人は、未来の食のために何ができるかを考えて消費行動をしてほしいと思います。ただ自らの健康だけを考えて、ではなく。

 

それぞれの人がそれぞれにおかれた環境の中で、日々食べています。

 

1)まずは飢えないこと。

2)その次に自分の栄養、家族の栄養を満たすこと。

3)そこまでが可能となれば、さらには、自分や家族だけではなく、地球に住む人みんなが未来にわたって食べ続けていくために、今何が必要かを考えて食べるものを選ぶこと。

 

それぞれの人がそれぞれの立場で、「考えて」行動することが大事、と思うのです。食育のワークショップ「食の探偵団」では、食について「教える」のではなく、考えるきっかけをつくっていきたいと思っています。