老舗として生き残るということ

鈴廣さんのシーセージとシーフランク
鈴廣さんのシーセージとシーフランク

鈴廣さんのシーセージとシーフランクの試食会で、富士酢を作る飯尾醸造に最近嫁がれたという女性と、たまたま同席。お話を伺う機会をえました。

富士酢は、長年愛用しているお酢。でもこんなことぜんぜん知りませんでした!申し訳ない。

 

富士酢の原料となる米は自社で作っており、すべて無農薬。その米を使って酒を作り、できた酒から酢を作るのだそうです。酢ができるまでに3年かかるのだとか。

 

京都の会社なので、京都の米にこだわっており、それをやぶってまで商売を広げるつもりはないとのこと。同社のりんご酢は、昨今話題で手にいれることも難しいといわれる「木村さんのりんご」が原料。無農薬の米だけを使おうと決めたのが50年前というのも驚きでした。当時は高度成長期に入ろうという時代。さまざまな便利な加工食品が世にでて、なんの反省もなく進歩だと受け入れる世の中で、そんな決断をした人たちに敬意を表します。